植物療法研究部
こんにちは。
私たち植物療法研究部(通称:アロマ部)です。
Twitterにて
@toho_aroma (東邦大学植物研究部)
で活動情報を更新していくので、良かったら見て下さい!
フォローお待ちしています。
人数
1年 2名(男子:0名 女子:2名)
2年 25名(男子:2名 女子:23名)
3年 21名(男子:3名 女子:18名)
計 48名(男子:5名 女子:43名) [薬学部:48名]
で活動しています。
現在薬学部の部員しかいませんが、学部関係なく所属することができます!
新入部員募集中です。
主な活動内容
・毎週水曜日昼(12:50~)の集会
・薬草園(毎年5月開催)のお手伝い(他団体と合同)
・学祭のお手伝い
・オープンキャンパスのお手伝い
・長期休みを利用した実験(年2回)
※詳細は下記で紹介しています
・アロマテラピー検定の取得
・長期休暇の旅行(年2回夏・春に実施 任意参加)
活動も期末試験の1カ月前からお休みになるので
学業に差支えなく楽しく活動できます。
ここからは各活動について一部写真を用いて、詳しく紹介していきます。
▷集会
[新入生歓迎会のレクレーション(習志野キャンパス内アリーナにて開催)]
薬学部棟にて、毎週水曜日ランチミーティング形式で行っています。
主な目的として、
・連絡事項の伝達
・他学部との交流
が挙げられます。
サークル活動の連絡のほか、先輩から勉強のアドバイスを聞いたり、本の貸し借りをしたり、企画で交流会を行ったり、とフレキシブルに活用できます。
先輩とは、サークルに所属していないと中々交流が持てませんよね。
気軽に先輩と知り合うことができるのは大きなポイントです!
▷薬草園(毎年5月東邦大学習志野キャンパス内にて開催)
習志野キャンパス内には、約6000m2の教育見本用の薬草園があります。
約800種類を育てるこの薬草園は、毎年5~6月頃に一般公開され、この公開日は、私たち学生が園内を案内しながら、薬用植物について解説し質問に答えています。中には毎年楽しみに来園され、学生よりも薬用植物に詳しい方もいらっしゃるほどです。
毎年1.000人近くの来園者を迎えて、地域の方々との貴重な交流の場にもなっています。
また、薬用植物に関する研究発表が行われるなど、身近な薬学研究に触れる場としても役立っています。
昨年度は薬草園の紹介と共に、体験コーナーでアロマの香るバスボム作りを行いました。
▷学祭のお手伝い
キャンパスライフ最大のイベントは大学祭です。習志野キャンパスの大学祭「東邦祭」では学術発表や、お笑いライブ、クイズラリーなど多数の企画が行われます。
例年、私たちは、
・精油の香り当てゲーム
・体験コーナー
・研究結果の発表
・模擬店
などを行っています。
下記に、研究内容の詳細については紹介しているのでご覧ください。
▷オープンキャンパスのお手伝い
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるため、今年度はwebオープンキャンパスの形になっていますが、例年来場型オープンキャンパスで体験コーナーや研究した成果のポスター展示をしています。
高校生に大学生活について質問されたり、先輩や同級生や先生方との交流をしたりと交友関係の輪が広がります。
ちなみに昨年度は、精油を用いた体験コーナーを行いました。
先輩や同級生と仲良くなれる良い機会なのでおすすめです!
▷実験
私たちの部活の主な活動は研究になります。
毎年自分たちでテーマを決め春休みと夏休みとそれぞれ3日程度の時間をとり、実験を行っています。
研究発表会でのステージ発表や学校祭でのポスター発表でその研究成果を発表します。
実験は3年生が主体となって行いますが、授業や実習で習う実験器具や実験方法について先取りで学ぶことも出来ます。1、2年生にも是非参加していただきたいです!
ブログの後半で昨年の研究の内容を紹介するので是非ご覧下さい。
▷アロマテラピー検定の取得
アロマテラピーとは、“アロマ(芳香)とテラピー(療法)を組み合わせた言葉で、植物から取れる精油を利用して心身ともにサポートをする自然療法”のことです。
アロマテラピー検定では、このアロマテラピーに必要な精油の基本的な知識を身につけることができます。
植物療法研究部では、この検定を受けることができます。
部室にはテキストもあり、先輩と一緒に勉強もできます。
全員が受ける必要はありませんが、興味がある方はぜひ受けてみてください!
▷長期休暇の旅行
春と夏との長期休暇に合宿を行っています。
春の合宿では、長野県に行き、スキー・スノボを楽しんだり、観光をしたりしました。
夏の合宿では、毎年行く場所は異なりますが、海方面に行って花火や観光、レクリエーションを楽しみました。合宿の参加は任意なので、無理なく楽しむことができます。
また、この合宿を通して同級生とだけでなく、先輩・後輩の垣根を越えて仲良くなれます!
今年度は感染症の影響もあり合宿の開催はできませんでしたが、状況が落ち着いたら再びできるようにしたいと思っています。
研究紹介
抽出されたリモネンにおける”各条件下での比較”と”精油によるリラックス効果の影響”について実験を行った。抽出場所の異なるリモネンを同じ条件下で比較した時に生まれる差を観察し、アロマディフューザーに精油を用い、被検者に嗅がせることによって、リラックス・非リラックス時での効果の差を確認した。
【実験内容】
HPLCを用いて
・文献値と同じ箇所にピークが出るかの確認
・リモネンを発泡スチロールに垂らすことで溶け方の違いの観察
・精油の有無で同じ行動を取った時の影響
を観察した。
発泡スチロールの素材であるスチレンとリモネンの構造式が似ています。(下記画像参照)
一般的に構造の似ている物質は、互いによく混ざり合う。発泡スチロールにリモネンを付着させると、付着させた部分が溶ける。この性質を用い溶け方の違いを観察した。
【結果】
精油について
HPLCではリモネンと同じ箇所にピークが観察され、ほぼ同じ位置に2、3個のピークが出た。リモネンの箇所に複数のピークがあったことから、リモネンが古く他物質に分解されていたと考えられる。また、オレンジスイートの精油でも同様のピークが検出されたため、HPLCの下準備に不備があったと考えられる。
さらに、リモネンは発泡スチロールを溶かしたが、精油に比べて溶け方が小さかった。精油に比べ試薬が発泡スチロールを溶かさなかった理由は、試薬が古く中のリモネンが別物質に変化していたからであると考えられる。
同じ行動をとった時について
・50メートル走、100マス計算のリラックス時の方はタイムが遅くなった。
・視力検査の結果はほとんど変わらなかった。
・長座体前屈はリラックス時の方が伸びた。
50メートル走、100マス計算でリラックス時タイムが遅くなった理由は、体が緊張することで集中力が高まり、集中力が直接影響するもリラックス効果が逆効果となったからと考えられる。
視力検査の結果に差がなかった理由は、視力は数分で変わらないため、集中力やリラックスに関係ない不変的なものだからと考えられる。
長座体前屈がリラックス時の方が伸びた理由は、リラックスすると体が柔らかくなり、非リラックス時に比べ体が伸びたからだと考えられる。