茶道具の紹介
茶道愛好会です。
私たちは裏千家の作法を学んでいます。
例年は東邦祭にお越し頂いたお客様にお抹茶とお菓子を振る舞っています。しかし、今年度はオンライン開催ということで、普段私たちがお稽古で使用している茶道具を紹介したいと思います。2,3 年の部員 11 人全員が 1 点ずつ紹介文を考えました。ぜひ最後までご覧ください。
1.茶碗
茶碗は、茶を飲むための器です。季節によって使い分けられることがあり、深さがある茶碗は、抹茶が冷めにくいため冬用として使われ、浅い茶碗は、抹茶が冷めやすいことから夏用として使われることがあります。
2.茶筅
茶筅は、抹茶を点てるのに使用します。湯を加えた抹茶を茶碗の中で混ぜるための道具です。そのほとんどは竹製ですが、流派によって使用する竹の種類や色が異なります。
3.茶杓
茶杓は、お抹茶を点てる際、棗に入った抹茶を茶碗に移すために使う匙のことです。素材で一般的に使われるのは竹ですが、象牙や鼈甲で作られた物も存在します。
4.棗
抹茶を入れるのに用いる木製漆塗りの茶器のことで、植物のナツメの実に形が似ていることからこの名前が付いたといわれています。棗に入れる抹茶の種類は鮮やかな青緑色をした薄茶と決まっています。
5.釜
お釜はお湯を沸かす道具です。鉄でできているため重くて熱く、扱いが大変です。
夏には風炉、冬には炉に火をつけてお釜を置いて使います。
6.柄杓
柄杓とは、湯や水を汲み取るための柄のついた容器です。柄杓を置く時の扱いが、茶碗を洗うための湯を汲んだ後の「切柄杓」、茶を点てるための湯を汲んだ後の「置柄杓」、水を汲んだ後の「引柄杓」の三通りあります。
7.水指
水指は、水が入れてある器です。この中に入っている水は、お釜に足したりお抹茶や茶筅を洗う際に使ったりします。
8.茶巾
茶巾はお点前でお茶碗を洗った後、水滴を拭き清めるのに使います。白い麻布で、大きさは約 30cm×15cm の長方形です。水で濡らした後絞って使われ流派によって拭き方や畳み方が異なります。
9.蓋置
蓋置とは名前の通り釜の蓋をのせるために、または柄杓の合という湯水を汲む円筒状の部分をのせるために使われる道具です。蓋置には様々な材質と形状のものがあり、季節やその時々によって使い分けられます。
10.袱紗
茶道で使う袱紗は主に茶道具を清めたり、お茶碗やその他の道具を拝見したりするときに使います。また、濃茶を出すときに、茶碗に添えて出す袱紗もあります。
11.建水
建水は、建前のときに茶碗をすすいだお湯や水を捨てるための器です。お茶を飲んでもらう人には見せたくないものなので、点前のときには勝手付に置きます。
いかがでしたか?茶道と聞いてお抹茶やお菓子が気になる方が多いかもしれませんが、お点前に使用する道具にも魅力があります。少しでも茶道に興味を持っていただけたらうれしいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。